<Header>
<Author: 王灣>
<Title: 次北固山下>
<Format: 格式不明>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文有假名>
<style2: 日本現代譯文附假名標注>
<TranslatedTitle: 北固山の下に次る>
<BookPage: 80>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
客路青山外，
行舟綠水前。
潮平兩岸闊，
風正一帆懸。
海日生殘夜，
江春入舊年。
鄉書何處達，
歸雁洛陽邊。
<End Poem>
<Translation>
船（ふね）の旅路（たびじ）は、青黒（せいぐろ）い北固山（きたこざん）のふもとをたどり、行（ゆ）く舟（ふね）は、長江（ちょうこう）のみどりの水（みず）を前（まえ）にして進（すす）んでいる長江（ちょうこう）の水（みず）は遠（とお）く、果（は）てしなく平（たい）らかに見（み）えていて、両岸（りょうがん）は広々（ひろびろ）と開（ひら）けており、順風（じゅんぷう）の中（なか）に、舟（ふね）は一（ひと）つの帆（ほう）をかかげている。

大海（おおうみ）のような長江（ちょうこう）の水面（すいめん）から上る太陽（たいよう）は明（あ）け方（かた）の空（そら）に浮（う）かび、訪（たず）れることの早（はや）い長江（ちょうこう）沿（ぞ）いの春（はる）は、新年（しんねん）もまだ迎（むか）えぬ年（とし）の暮（く）れのうちにやって来る。

故郷（こきょう）への便（たよ）りは、今（いま）どこまでとどけられていようか。北（きた）へ帰（かえ）るはずのがんは、もう故鄉（こきょう）の洛陽（らくよう）のあたりにまで達（たっ）しているであろうに。
<End Translation>